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プロフィール
HN:
謡 陸葉
性別:
女性
職業:
社会人1年生
趣味:
読書・観劇・スポーツ観戦
自己紹介:
活字と舞台とスポーツ観戦が大好き。
コナンとワンピに愛を注ぐ。
4つ葉のクローバーに目がない。
寝たがり。
京都好き。
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葉山と日高  大学生×2



本日、授業終了後に大学の校舎の1階に5m弱もあろうかという巨大な笹が出現しました。
でかいです。
謡はこういう伝統的な子供のお祭りは大好きなので全力で乗ってきました。
代役は哀れな葉山。今回この子若干テンション高いです(当社比)

ホントは半夏生で何か書きたかったのですが、何も浮かばず・・・・・(泣)


牽牛がうりを割った話をご存知の方募集中。






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すぐ傍らで、盛大に草を掻き分ける音がした。
猫だ。
クリーム色に所々茶色のブチがある実に愛らしい子猫。
それがいつの間にやって来たのか僕の座るベンチの後ろで何やらせわしなく体をゆすっていた。
前に跳び、前足を器用に使って何かを掴む動作をしたと思えばすぐに又横に大きく跳ねる。
目は好奇心に満ちて輝き、ぴんと立った耳とぐるぐると興奮を示す尻尾が小動物らしい愛嬌を訴えてきて、僕は自然と頬が緩むのを感じた。見なくても分かる。僕は今とても優しい目で子猫を見ている。
子猫は僕の視線を全く気にすることなく跳ね続けていた。
よっぽど楽しい遊びなのだろう。
日に透けて金色に見える毛の一本一本までが躍動的に動いているようだった。
僕は子猫を見て確かに可愛いと思ったし、笑ってもいた。
でも一方で、小さな焦燥の針が躊躇いがちに僕の心臓をつついているような気になった。
子猫が何をしているのか、覗き込まなくても知っていた。
遊んでいるのだ。猫科の猛獣がそうするように、腹を満たす予定のない獲物を捕まえては逃がし、逃がしては捕まえる。必死の命を掌に乗せて遊ぶ。
それは、僕が良く知っている光景だ。遠い昔、僕は意味のない逃亡を繰り返す小さな存在だったことがある。
子猫には罪悪感などはない。
当然だ。
子猫は、命を知らない。
今自分が追っている小さな物が自分と同じように腹が減ったり、寒かったり、痛かったりするということが理解できない。
子猫は余りに真っ白である為に、その内に黒をも取り込んでそれを黒だと認識することが出来ないのだ。
僕は子猫の愛らしい前足の爪の先にいるだろう小さな物の中にかつての自分の声を聞く。
決して相手に届くことなく空しく響いた声だ。
善も悪もない隔絶された世界の中で必死に紡いだ音は、記号のまま終ってしまった。
ふいに子猫が背筋をすっと伸ばして僕の方を見た。銀糸のような髭がヒクヒクと警戒するように数度揺れて、それきりさっと何処かへ行ってしまった。消える直前に見えた長い尻尾は、やはり愛らしかった。
僕は子猫の立ち去った後の草むらを覗き込む。
そこには微かに痙攣を繰り返しながらただ土に返るのを待つだけとなった小さな命が横たわっていた。
ゆっくりと時間をかけて動かなくなったそれを納める墓穴を掘る。
穴はとても小さく、それが僕とその小さな物を全く別の世界に分けているようだった。
小さな物はずっと善悪の区別なくただ白いだけの世界の住人としてちっぽけな穴の中に眠る。
僕は、悪を知り善を祈る灰色の世界で比べられないほど大きな穴を掘る。
穴は簡単に僕を飲み込むのだろう。そして気の遠くなるような時間をかけて僕らは同じ世界に帰るのだ。
小さな物の上に温かな土を被せて送り出した。
僕は手を合わせながら柔らかい土の下に横たわる姿を思う。
そこには、まだ人ではなかった頃のかつての僕がゆったりと微笑んでいた。






*************************
6/11の誕生石:ダイヤモンド 『清浄無垢』

子供は無邪気に残酷だという話。
折角綺麗な宝石言葉なんだからもうちょっとこう・・・と、我ながら思います。
衝動に任せたパソ一発書きなので色々あれですが、スルーな方向でお願いします。



いつだったか某方に言われたので大分考えていたのですが、自分は決して『可愛そうな人間』ではないと思う。
うん。逆にこんな恵まれた人間も少ないし、これ以上を望むなんておこがましい。
ので、謡は幸せ者なのだ。
と、こんなところで主張してみます。
だって、すっげ凹んだんだ。
有り得ない位ぐさっときたんだ。吃驚びっくり。
とりあえず、友人各位に多謝。


お願いがあるの、と彼女がいった。
なに?
尋ねたのは佐伯の方だ。彼女はそれが不満だったらしい。
僅かに柳眉を持ち上げて僕を見たあと、やっぱりいいわと唇を尖らせた。
その時、恐らく僕は彼女のお願いを正確に理解していた。
同時に、佐伯の彼女への恋も熟知していた僕は彼女の視線に気付かないでいることしか出来なかった。


僕は二人を、本当に同じ様に愛していた。





**************************
彼は彼女が好き。
彼女は僕が好き。
僕は、どちらも友達。

えー・・・某大手中古本屋さんからの帰りにふと浮かんだもの、だったかなぁ・・・?
イメージ的には屋上で3人で話している感じ。
なんとなくですが、気に入ったのでここに。

 


1 「へぇ、それで?それが何?」
8 「・・・・・・え?」
19 「勝負しようよ」
59 「雨、降ってきたね」
60 「何もない」



配布元:『SEVENTH SEVEN 』 

 

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