思わず・・・

なんか色々混ざってます。

創作ですが・・・・違う話です。
ちょっと面白過ぎたのでこれは書かねばならんだろうと思って文章に起こしてみました。
痛いのダメな人は読まない方がいいですよ。
別に痛い表現はないけども。



 

涙は出なかった。
先にあったのは、恐怖よりも悔しさだ。
縛られ、膝をついたままうつぶせに倒れた姿勢で動かない己の体を叱咤する。

聞こえるのは、狂気に満ちた笑い声と、つかの間共に暮らした仲間の悲鳴、骨の折れる鈍い音と逃げまどう足音、それを追う刀が風と肉を断つ音。
目に映るのは同じように四肢を縛られた仲間が次々に赤い液体を垂れ流して倒れる姿。

死が世界の全てだった。


「助けてくれ！」


叫んだ男と目が合った。
次の瞬間には、男の首はころころと地面を転がった。

（いやだ・・・・死ねない。こんなところで。私は死ねない。せめて、せめてあいつが来るまでは）

心の中でかすかな希望の名を呼ぶ。
何度も。
何度も。

「チクショ・・・・・」

己のふがいなさに腹が立つ。
なぜ動かない、この腕は。
なぜ動かない、この足は。

畜生。畜生畜生畜生。

思いつく限りの悪態を心の中で吐いて、死にたくない、死んでたまるか！と叫んだ時だ。

チャリチャリチャリチャリ・・・・・・・

不気味に鉄の鎖が地を這う音が聞こえた。
ひどく聞きなれたそれは明らかに己の得物がコンクリの床を削る音だ。
傍らに虚しく打ち捨てられているはずの鎖鎌に目をやる。

鎌は、独りでにその首を持ち上げ、そして、力強く中空に美しい銀の体躯を躍らせた。


あぁ、やってしまった。


己の感情に反応して暴走を始めた鎌は敵味方の区別なくただ行く手をはばむものを切り裂いていく。
仲間の首、襲来者の首、誰のものかもわからぬ四肢が所せましと床に転がる。

その光景に初めて涙が出た。
もう駄目だと悟ってしまった。

生き抜けなかった。
スマンと、誰に向けてかもわからぬ謝罪が口をつく。


大きく天井近くまで飛び上がった鎌がまっすぐに己の首へと落ちてくるのを見た。



「　　　　　　　　　　　」


ゆっくり瞼を閉じながらつぶやいたのは矢張り彼の名で。
あいつはありがたがりはしないだろうなと自嘲した。
さよならだ。





キッ─────っン





頭のすぐ上で、金属がぶつかり合う不快な音がして覚悟した闇は訪れず、代わりに



「・・・・・・・間に合ったな」


にくたらしい程に勝ち誇った顔で、呼び続けた希望がニヤリと口角を引き上げた。















っていう夢を見て、飛び起きました（爆）
多分一番の原因は昨日見た鉄塔のラスト。
一人称の子は陽子的な子。
呼んでた名前は実は桓魋だった（笑）せめて桓魋が来るまでは持ちこたえないと！って。
でも最後に助けに入ったヒーローは明らかに尚隆だった！←
鎖鎌は某赤い髪のエロ河童の持ち物。
なにがしかの力が暴走して（この場合サイコキネシスだよね）やめて！って思っても止めらんなくて。

疲れたけど。
起きた時軽く息切れしてたけど。
ひとりで爆笑した（笑）

どんな夢やねーん。


しかも謡の夢って、視点がころころ変わるんで。
気付いた時にはつかまってる女の子でした。
で、次はその仲間の捕まってる人で（なんか、旅巡業の一座だったんじゃないかなぁ）女の子が強いの知っててなんとかしてって思ってた。
鎌が動いて助かるっ！って思ったけどそっこう首はねられた。・・・時には誰でもないただその光景を見てるだけの視聴者でした（丁度アニメ見てるみたいな）
で、またちょっと女の子に戻って、鎌が来るっ！ってなった時にはまた第三者。
ヒーローの登場シーンはばっちり真正面からのカメラワークで超かっこよかったですｗｗ（笑）



面白かったのでさらしてみました。
まざりすぎだっつーの。
たぶんね、外伝からも影響を受けている。

しかしなぜ十二国。そしてなぜ桓魋ｗｗしかも最終的に尚隆ｗｗｗ


いやー笑った。