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プロフィール
HN:
謡 陸葉
性別:
女性
職業:
社会人1年生
趣味:
読書・観劇・スポーツ観戦
自己紹介:
活字と舞台とスポーツ観戦が大好き。
コナンとワンピに愛を注ぐ。
4つ葉のクローバーに目がない。
寝たがり。
京都好き。
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その日少女はまばゆい光の中で目を覚ました。
ぼんやりと部屋を見回して、ベッドの上で起き上がった少女はカーテンの向こうから漏れる暖かな光に何故か堪らない気持になった。
悲しいわけではない。
嬉しいのとも違う。
ただ、心の中に何かとても大きな思いが溢れて、少女は訳もわからず涙をこぼした。
呼びたい名前が、あるような気がする。
手をのばして、抱き合いたい誰かがさっきまで確かにそこにいたような気がする。
なんとか形にしようと口をあけて、空気だけをふっと吐いてまた閉じる。
何度も何度も。
その間も、朝の光は少女を慈しむように部屋に差し込んでいた。
きらきらと、昨日出しっぱなしにしたシャープペンシルが光を反射している。
少女は初めて見るもののようにその光を見た。
涙でわずかに歪んだ世界に映るその光は、まるで水底に光る宝石のように美しいと思った。

「・・・・・・・光に、なったのね」

無意識に紡いだその日初めての言葉を、少女は自分で理解できずに首をかしげる。
階下からは小気味よい包丁の音とおいしそうな味噌汁の匂いがして、少女の小さな腹がくぅと小さく空腹を訴えた。
少女は勢いよく涙をぬぐって部屋を飛び出す。

一度跳ね返ったドアが閉まるのと同時に、少女の明るい声が響いた。

「おはよう、お母さん!」








名作曲家、三木たかし先生のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
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